8社目の転職先:元々の在籍していたペットショップ会社へ

プライドを捨てて帰ってきました・・・

40代での8回目の転職について書いていきます。

8回目の会社は、何と、それまでの生涯で最も濃く、最も長く勤めていたペットショップを運営している会社への復帰という形になりました。自分自身のここまでの不甲斐なさを、最も成功した会社でもう一度、輝きを取り戻してやるという意気込みでの転職です。

前回の記事は⇒7社目の転職先:什器類製造販売会社

面接までの気持ちの葛藤

このペットを扱う会社では、私は課長補佐の立場までいってました。

年収的にも30代後半で500万円に乗ってましたのでその後の在り方によっては今頃、十分な年収とポストを持っていたはずだったんですが。

でも、人間の行く末は分かりません。この会社、実質、会社トップだった当時の会長さんが海外出店やらPB商品の開発、生産で多額の負債を抱えてしまい、とうとう資金繰りが悪化。

当時、会社の4番目くらいにいた私もいきなりの左遷人事ですっかり意欲とモチベーションが低下。これが40代からの怒涛の転職ラッシュにつながる発端の出来事となったのです。

しかし、転職がいくら成功してもその会社に留まれないのは、このペットの会社に対する愛情と恩義が消えてないからだろうか?とずっと考えていました。(転職の原因を単にこの会社のせいにしていただけかも知れませんが)

そこで、思い切って前社長に直接、電話をし、面接に進める段取りを整えていきました。

ただ、当時のこの会社は他企業に買収されており前会長も社長も代表権のないお飾りのような存在になっていましたが。でも、自分にとってはとにかく、喉につっかえていた部分を解消して今度こそ、ここで踏みとどまってやろうという一心だけでした。

面接はトントン拍子で進む

久しぶりに面接で緊張したのを覚えています。

いくら10年も在籍していて勝手知ったる業界といっても、後ろ足で砂をかけるようにして辞めていった身ですから、何か後ろめたいものを感じていました。

しかし、そんな背景は一切、関係せず淡々と前向きに話は進みました。晴れて約5年ぶりにこのペットを扱う会社に復帰と相成りました。

会社の概要

ペットショップを運営する会社です。売り場面積100坪以上の大型店を中心にして大阪府下及び西宮や奈良などに店舗を構えていました。

私が前回、転職するキッカケとなったお店は処分されていましたね。当然だと思います。

不採算店舗というのはいつまでも抱えるものではありません。経営判断を私たちがするわけにはいきませんので仕方のない事ですが、そういった判断の失敗が元で買収されてしまったのならそれは時の流れということです。

私は副店長という立場で現場復帰しました。当時のメンバーで残っている人はかなり少なくなっていましたね。店長の面子も思い切り若返りしており5年の歳月を感じさせました。

給料的には総額で27万円位だったでしょうか。

店長に上がればまた上がっていくという約束でした。こういった感じで順風満帆的に復帰へのレールが敷かれていきました。私が配属された店舗はかつて店長として在籍していたお店。

勝手も分かっていますし、早く現場の雰囲気にも慣れて以前のように仕事が出来るように張り切っていました。

しかし…。

5年の経過で市場はすっかり様変わり

店舗に入って気づいたのは、以前よりも商品のレイアウトや売り場作りは綺麗になっていますし大雑把さがすっかりなくなっていました。

POPも手書きではなくパソコンを使ってカッコいいのが並んでいます。商品棚も綺麗になり以前のような商品の欠品や不細工な並べ方も良くなっていました。

何だ、こんなにキッチリ出来てるんだったら売り上げも前より良くなってるんだろうな、と思いました。

ところが売り上げ的には以前のような勢いがありません。

チラシを打って売り出しもやっているのに爆発力がありません。どこか以前と違ってしまっている現場に私も戸惑いの色が増えてきていました。

つまりこの会社を取り巻く環境がこの5年で激変したという事なんです。

外的には消費動向の縮小傾向。失われた10年の真っ最中。

就職氷河期と言われ世の財布の紐はますます硬くなっている時です。内的には会社の経営者が根本的に変わり、それまでの自由な店づくりからコンビニ的な企画サイズの店舗に変わってしまってました。

勿論、当時の面々も残っている者もいますが、すっかり現状のやり方に変わり切ってしまっていました。

専門店?量販店?

つまりそれまでのこの会社の魅力であった何でもありの売り方が消え去ってしまい、スーパーやコンビニ的な雰囲気のどこか大人しくなった店づくりになってしまってました。

従来ならば超目玉商品と呼ばれるお客様を誘導できる商品をドーンとボリューム陳列し、品揃えも豊富にし、お客様に買い物の楽しさを感じてもらう空間作りをやっていました。

ドキドキワクワク感を演出していたわけです。

それが画一的な定番棚ばかりになり、何を重点的に売りたいのかが分かりにくいお店になってしまいました。専門店商品を特化して勧めるでもなし、接客をフル活用するでもなし。

ただ、こうなってしまった原因は前経営者であった当時の創業者さんの経営失敗によるのですが。

買収後は全く別会社

経営権は全くの別会社が買い取った為、このペットショップの運営の仕方は良くも悪くもコンビニ化してしまいました。

以前の無計画な仕入れのやりすぎによる在庫の圧迫などの悪習は改善されましたが、いかんせん、お店に魅力がありません。

そして、何より魅力がなくなってしまっていたのは、当の私です。

自分で言うのも憚られますが全く腑抜けになっていてとても、この新しい体制になったペットショップを運営する力がなくなっていました。

この事実には自分でも驚きだったのですが、どうやっても以前のような情熱と意欲が沸き起こりません。

辞めるに至った理由

当時の私は結婚して子供も3歳くらいになっていた頃でしょうか。

はっきり言ってペットよりも自分の子供の方が愛おしかったのです。

5年のブランクがあった私ですから遅れた分を猛勉強して取り返していかなければならないのに、その意欲が全く起こりませんでした。

遡って10年間在籍していた頃は、不得意だった熱帯魚や海水魚、昆虫などを実際に家で飼って、どんな商品を売っていけばいいのかを勉強してたもんです。

今回でも、犬や猫の知識が大幅に抜け落ちてました。ペットフードも随分、進化しています。実際に飼ってみてどんな食いつきなのか、猫の缶詰はどれが人気があるのか、などを身を以て体験しなければいけなかったのにそこまで進んでやる意欲が起こりませんでした。

なので、実際の仕事ぶりも日々のルーティーンワークをこなしてるだけです。全く精彩も何もありませんでした。そんな中である出来事が起こってしまいました。

2店目での決定的事件

入社して半年後に違う店舗の店長代理という立場にさせてもらいました。

成果を出せば正式に店長に昇格するという約束だったのですが。

しかしこの時も全く冴えてませんでした。やってる事といったら本当にサラリーマン的な仕事をこなしてるだけ、という有様でした。

そんな時にこの店のナンバー2の社員から暴力を受けてしまいました。

一応、会社には報告しましたが、相手側にはペナルティはなかったかな、と思います。

つまり、店長である私のマネジメント力不足と捉えられたのです。

でも、それは事実なのでこちらとしても何も大げさにはしませんでした。

本来なら店長である私がそのナンバー2の社員と二人三脚になって店を盛り上げていかなければならないのにそれを放棄したのですから。

若い社員にとっては日頃鬱憤がたまっての結果だったのでしょう。

この一件で私の腹は決まりました。もう、これでペット業界とは完全に縁が切れたと。

出戻り転職も失敗に終わる

そもそも何故、私が一度辞めて見限ったペット業界に戻ったのかというと、この会社の創業者であった会長、社長にもう一度、恩返しをしたかったという気持ちがずっとあったのです。

確かに色々と裏切られてきた会社でしたが、得るものも多数あったのも事実です。

当時、30代の生意気盛りだった私の鼻っ柱をガツンと叩き伏せて、お客様の為にお店というのが成り立っているんだ、主役はお客様で私たちはあくまで脇役に徹するのだ、という信念を身を以て教えてもらいました。

だからこそ。この5年間で他業界見てきて得た経験を生かせれたら、という気持ちがあったのですが。結局、買収されていた為、そういった事を実行する場所はもうありませんでしたね。

やっぱりあの創業者のお二人が作った頃も会社は良くも悪くも家業のノリでした。

私もいつしかそのノリの中で自分の力を過信し過ぎたのかもしれません。まあ、何れにしてもこの5年間、心に鬱積していたわだかまりはキレイに吹き飛んでくれました。

1年ちょっとの在籍でしたが人生において一つの決着をつけれた気分にはなっています。後悔は全くありませんでした。

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