涙が出ましたね・・・自分のふがいなさに・・・
40代での転職の6回目を書きます。
前回「5社目の転職先:回転寿司チェーン その3」からの転職です。
6社目の当時もまだ気持ちがかつてのガツガツしていた頃の「高額報酬」に目が眩んだ時期でした。今回、選んだ会社は個人宅の壁のリフォームです。
街に置いてある無料のタウン情報誌で探しました。
はっきり言ってこの頃はかなり転職先を探すのがきつかったかな?と思います。
恐らく他の媒体を探しもこれといった会社がなかったから、だと思います。では、この会社の概要を説明いたします。
6社目の転職先、壁のリフォーム会社 概要 給料について
規模的には本当に小さな会社です。オーナー社長さんを含めて全部で4名でした。つい最近まで不動産関係で手腕を発揮していたやり手の営業マンが独立して会社を興した、といったところです。
給与的には基本給はしれています。20万円もありません。その代わり高額の歩合給が乗っかっています。大体、こういった世界は契約をとってようやく満足いく給料をもらえる、とい所ですから、これはこれでいいと思います。
問題は求人広告内容にあるような「やればやるだけ給料がもらえる」という仕組みに乗っかれるか、という事一点に絞られてきます。
今までの歩合給の会社も結局、この部分がクリアー出来ないために早々と退職した、という流れになっていますから。
壁リフォーム会社の仕事内容
この会社は各個人宅の外壁のリフォームを提案してその気になってくれたお客様に対して工事契約を取っていくという簡単な内容です。
しかし、この簡単明瞭な仕事内容が、中々、成果を出せないのです。私も1日程度の社内研修で訪問時のセールストークを覚えたあと、直ぐに外へ出ました。
しかも、オーナーである社長付きで。
いつもの事ながらこういった仕事のやり始めは意気に燃えているのでどんどん、家のインタホンを押して訪問するのですが…。10軒、20軒と訪問するうちにすっかり最初の意気込みは消えていってしまいます。
やはり、この仕事内容は自分に向いていないのです。
この仕事が向かないな、と悟らされた決定的な出来事
100軒訪問して1軒でも話しを聞いてもらえたら万々歳なのです。
その1軒を取るための99軒の訪問が自分にとってたまらなくキツイのです。
全く相手にされないのは当たり前 、と分かっていても心がやられます。冷たい視線で追い返されると尚更、気持ちがすさみます。何で、何度も同じ失敗を繰り返すのか、と自問自答し、ますます鬱状態に落ち込んでいきます。
そんな状態の時に同伴していた社長さんが決定的な事を言ってくれました。
「俺たちは決していい暮らしをしてるワケじゃない。いい生活できるように毎日しんどい思いやっとるんや」と。
この言葉の意味には伏線があります。
当時の私の自宅には車が2台ありました。
そしてローン支払中とはいえ3階建ての注文住宅住まいです。
つまりええトコのボンボンのように思われたのでしょう。そんな奴がこの業界に来て成功できるワケがないやろ、と言われたと私は解釈しました。
涙が出ましたねえ。自分の至らなさ、歯がゆさに。
その翌日に退職の意を伝えに行きました。
飛び込み系の仕事はやはり肌に合いませんでした
どうでしょうか?私のアホな生き様。とても皆さんに真似してはいただけない人生です。
自分の意思による飛び込み系への転職はこれが最後でした。ただ、次に所で意に反した飛び込みの仕事をする羽目になるのですが。
それは次回にたっぷりと書かさせていただきます。飛び込み系の会社は世の中に五万とあります。様々な業種があります。
どこも年功序列といったやわな人事評価制度は存在しません。契約を取れた人がたくさんの給料を貰う。実にシンプルな世界です。
私もこの世界から離れてもう何年もたちます。あの業界に所属する人達って、今、思い返すとやはりどこか一般人と違う部分を感じますね。
それは何らしかの「借金」を背負っている人が多かった、という事です。
やはりああいった仕事は何か自分にとって強烈なモチベーションを起こさせてくれる動機がないと続かないな、とつくずく思いました。
やわなハートしか持ち合わせていない私なんかが太刀打ちできる世界ではなかった、という事だったのです。アホな私は都合、3回、経験してやっと自分の力量を見つけれました。
皆様方はこんな経験する必要はないです。地に足をつけて頑張っていきましょう。
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